GOOD CAREを語る会

2019年度第11回グッドケアを語る会

私たちは看護師として、心に残っている患者さんや心に残る場面があり、そのような場面の中に自分の看護を支える核になる経験があります。また、患者さんやその家族との関わりの中で、私たちは自分の存在の意味を知り、仕事を続けるエネルギーを得ます。「グッドケアを語る会」では、そんな場面や関わりを振り返り、ナラティブ(事実に基づいた物語・話し・語り)、ナラティブ・アプローチ(語りを通した人間理解の方法)で看護を語ります。

2019年度のグッドケアを語る会は2020年1月23日に開かれました。今年度は当院看護師だけでなく、看護師養成機関の教員、医師、当院事務部長も参加してくださり、意見交換をしました。
今年度は、各看護単位より15の発表がありました。

これまでの発表の中のひとつを紹介します。

2016年度第9回グッドケアを語る会

A氏は飲水を多めにとり、導尿回数が多いときはリユースタイプ、外出先ではディスポタイプとカテーテルを使い分け使用しています。導尿カテーテル管理中ではできなかった職場復帰も果たし、「入院しないで、外来で治療を続けたい」という患者の希望に沿ったケアが提供できた事例でした。

次の写真は、当院看護部長が講評で今年の発表を総括し、それぞれの発表を賞賛している場面です。このように当院看護部では、よい看護ケア、看護ケアから学んだことを互いに伝え合い、学び合うことを大切にしています。

当院看護部長が講評で今年の発表を総括

NO 2019年度Good Careを語る会 発表タイトル一覧
1 「尿道カテーテルの苦痛から患者を救え!」
2 やっぱり家に帰りたい
3 リハビリはじめました~in 透析室2019冬~
4 “最期まで私らしく”を支える~母と息子の時間~
5 KKH13 ~涙のハーモニカ~
6 伝えたい思い ~音のない世界で~
7 チームが起こしたクリスマスの奇跡
8 患者の排泄を助ける
9 チャンスを逃すな!~患者の想いに寄り添って~
10 6Aほっこり物語
11 もしもし、調子はどうですか?~みて・きいて・さわって~
12 新人看護師が行った新たな試み~万歩計を用いた患者教育~
13 Fさんのマイク
14 母と私たちの軌跡
15 もっとリハビリしたい!!