病院長挨拶

病院長挨拶


病院長
消化器外科学教授
向井 正哉

病院長に就任してから1年が経ちました。
第8波までに経験して参りました貴重な感染症対策を含め、これまで以上に地域の皆様に信頼される病院となるよう取り組んでまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

東海大学医学部付属八王子病院は2002年に、地域医療を基盤とする大学病院として八王子市の北東部、近隣から車でのアクセスのよい中央自動車八王子インター近くに開設されました。開院当初から電子カルテを導入し医療のIT化を実践した先進的な病院です。2012年には高精度放射線治療装置を導入した放射線治療を開始。2017年に東京都がん診療連携拠点病院、2018年には地域医療支援病院に、2020年には地域がん診療連携拠点病院に認定されました。

当院では高齢化社会を考え、身体に負担の少ないQOLを考慮した治療を行っております。最新鋭の画像機器を設置し、画像診断科のIVR(画像支援治療)、循環器センターでは虚血性疾患に対するカテーテル治療や不整脈へのアブレーション治療、脳卒中神経センターでは脳卒中、脳動脈瘤・動静脈奇形に対しての血管内手術、がん治療においては内視鏡治療に加えて腹腔鏡、胸腔鏡外科治療など低侵襲手術を積極的に取り組んでいます。八王子市、近隣の行政機関、八王子市医師会や日野市医師会等、近隣の医療機関の皆様のご支援により、多摩地域での十分な治療実績を誇るまでに成長させていただいております。

近年の新型コロナウイルス感染症の蔓延にともない、地域を中心とした効率的な医療基盤の構築が急ピッチに進んでおります。我々も地域の中核病院の一つとして、高度急性期医療を中心に市民の皆様の安全を守る救急医療も含めて、地域の皆様方と緊密な医療連携を保ちながら、共に貢献してまいりたいと思います。

当院ではヒューマニティあふれる医療と患者家族に納得のいく医療を行うことを基本方針とし、その理念にそった診療を心がけております。これからも当院を選んで良かったと実感していただけますように、病院スタッフ一同が一丸となり心温まる医療を提供していきたいと考えております。今後とも変わらぬご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。