看護部
ご挨拶
「愛の看護」実現のために《4つの基本方針》の推進

看護部長
伊藤 由美子
4つの基本方針
1.専門職として自ら学習し実践した看護に責任を持つ
2.成長する病院の仕組みを創造する
3.対象の価値観と期待に応じたチーム医療を推進する
4.収支バランスの取れた病院運営に貢献する
早い梅雨明けを迎え、猛暑と新型コロナウイルスの第7波突入にエネルギー欠乏傾向を感じている今日このごろです。
しかし、生来の元気さと底力を持って奮起します。
また、当院は2022年3月でまる20年を迎え、地域の皆さまに支えられながら看護部も成長することができました。
心から感謝申し上げます。
それでは、2022年度の看護部活動の重点課題について書いて見ようと思います。
看護部の理念である【愛の看護】は、命の尊厳と人間性の尊重を根底に倫理観を培い、科学と技術を習得する経験値により育まれます。
1つ目の課題は、愛の看護の実践者育成です。看護職者としての看護実践力を高めるために《感じる力》《考え抜く力》《絆がる力》《創り出す力》の4つの力をクリニカルラダー・マネジメントラダーに盛り込み創造性に富んだ人材育成を進めております。看護実践の基本の0番、『見る・診る・視る・看る』から始まり看護実践の積み重ねからキャリア志向を持つ看護職者の育成を推進したいと考えます。
2つ目は、風通しの良い職場風土づくり達成です。対話・情報共有・意見具申ができる土壌が必要と考えます。今年度は「KIKUMIMIくじら相談フォーム」を立ち上げました。看護部長として、現場のスタッフからの様々な情報発信・情報共有・問題解決の糸口として毎日の確認が楽しみです。
3つ目は、働き方改革推進です。24時間交代勤務である看護師の勤務の特性から、勤務時間ですべての仕事を引き継ぐ考え方を推進しています。勤務時間で終業を目指せるための仕事の見直しやシフトのあり方を検討します。
4つ目は、看護提供システムへの取り組みです。コロナ禍になって一般診療とコロナのハイブリットの効果的効率的運用が課題となりました。そこで今年度4月より、災害発生時等に用いられるインシデントコマンドシステムを活用した看護部人員配置にチャレンジしています。コマンダーは33名です。フェーズ変更時に、自らコマンダーとしてのモチベーションを持って変動する看護業務に挑戦する仕組みで稼働します。丁度、7月からフェーズ2でシステムが動き始めたところです。様々な変動する看護業務に活用できるようにPDCAを回して行きたいと考えます。新たな看護方式への取り組みは、現在、SOBA(患者のそば)ケアを推進しています。患者のそばに居られる仕組みを盛り込んだ看護方式を考案しています。今年度中に全病棟に拡大できるよう進めていきたいと思います。
このように看護部全員参加で「愛の看護」の実践を進めます!2022年度も元気印で前進します。
※高校生向けに病院説明をしている動画です。(純心大学ホームページより)
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