患者支援センター(がん相談支援センター)

ごあいさつ

患者支援センター
(がん相談支援センター)所長 
小田 真理
(脳神経外科 教授)

 患者支援センターは、地域医療機関・施設からの紹介患者さんの受診から入院、退院後の生活まで、安心した療養が受けられるように医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・管理栄養士・薬剤師等コメディカルと事務職員が協働して、紹介患者さんにとって最適の医療をサポートする部門です。本年度も当患者支援センターでは、当院と地域をつなぐ窓口として
1)入退院センター(泌尿器科教授 座光寺センター長)、2)医療連携室(腎内分泌代謝 内科教授 角田室長)、3)総合相談室(皮膚科教授 松山室長)の3つの部署で協力し、皆様方との医療連携を図って参ります(下図参照)。
 また、当院の特徴的医療体制として、2016年度から導入している午前8時から11時までに来院された初診患者様は、予約や紹介状の有無にかかわらず、すべての患者さんを診療する体制(八王子病院11時ルール)についても継続します。

 当院は、2020年度からは、厚労省がん診療連携拠点病院(がん診療連携拠点病院/地域がん診療連携拠点病院)に認定されており、肺がん・胃がん・大腸がんなどに関し「がん連携パス」を通じた医療連携を推進しています。がんの患者さん及びご家族を対象として、隔月でがんサロンを開催し好評を頂いております。また、脳卒中/神経センターは、南多摩脳卒中医療連携協議会の急性期施設で、24時体制で迅速な対応を行っております。さらに、南多摩医療圏唯一の東京都難病医療協力病院でもあり、地域における難病診療においても中心的な役割を担って参ります。 医療連携室が中心に行っている当院の診療に関する広報誌「医療連携ニュース」の発行(年4回発行)、各関連医療機関の先生方との知識の共有及び親睦を深めるための「Hachioji Medical Conference」(年2~3回)等も継続できるように努め、コロナも収束しつつありますので、できる限り地域医療機関の方々との顔の見える関係作り・連携強化にも力を入れていきます。

 最後に、上記3部署の多職種医療チームで協力して、効率的な地域医療連携を推進し、入院前から退院後の生活を見据えて,患者・家族に対し総合的かつ質の高い支援を行ってゆきたいと考えております。
今後共ご指導・ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。