医療従事者の負担軽減及び処遇改善に関する取組事項

医師並びに職員の過重労働軽減に関するお願い

 現在、病院に勤務する医師並びに職員の長時間労働による健康被害が問題視されており、国としても「働き方改革実行計画」において、長時間労働の実態を踏まえた労働環境の改善に向けた検討が行われております。

 長時間労働につながる可能性のある一因として指摘されているのに就業時間以外に実施している患者さん・ご家族の皆さんに対する病態や治療等の説明があります。

 そこで当院におきましてもさらなる労働環境の改善を図るという観点から、患者さん・ご家族の皆さんに対する病状説明の時間帯を設定することにいたしました。可能な限り遵守いただきますようご協力のほどお願い申し上げます。もちろん緊急の場合はこの限りではありません。

 これからも病院として果たすべき役割・機能を強化し、地域の中核病院として安全・安心で良質な医療提供に取り組んで参りますので、何卒ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。

 ● 医師並びに職員からの説明時間帯

      ・平 日:8:00~16:30

      ・土曜日:8:00~14:30(第2・4・5週のみ)

      ※緊急時の病状説明など、やむを得ない事情がある場合には、

       医師と相談のうえ、説明時間帯を調整させていただきます。

医療従事者の負担軽減及び処遇改善に関する取組事項

当院では、医師や看護職員の業務における負担軽減及び処遇の改善に関して、以下の取組みを実施しております。

<医師・看護師共通>

①地域の他の保険医療機関との連携

②院内保育所の設置

<医師>

①他職種(医療関係職種、事務職員等)との役割分担
【初診時の予診・入院の説明・服薬指導・検査手順の説明・静脈採血等の実施】

②勤務計画上、連続当直を行わない勤務体制

③当直翌日の業務内容に対する配慮

④短時間正規雇用医師の活用

<看護職員>

①時間外労働が発生しないような業務量の調整

②他職種(医療関係職種、事務職員等)との業務分担

③主に事務的業務を行う看護補助者の配置

④短時間正規雇用の看護職員の活用

⑤多様な勤務形態の導入

⑥妊娠・子育て中、介護中の看護職員に対する配慮
【院内保育所の利用、夜間保育の実施、夜勤の減免制度・休日勤務の制限制度・
半日・時間単位休暇制度の導入、所定労働時間の短縮、他部署への配置転換】

⑦夜勤負担の軽減