総合内科

総合内科

1. 総合内科の紹介

南多摩の中核病院として八王子市内に限らず、近隣の日野市、昭島市、相模原市からの患者さんに対応しています。看護部、検査部、薬剤部と綿密な連携をして、外来での丁寧かつ適切な診断、治療に結び付けています。また、ファーストタッチと共に他科との連携が欠かせない科として機能しています。発熱性疾患の患者さまが多く、感染症、リウマチ性疾患、悪性腫瘍の診断学を学ぶことができ、さらに、抗菌薬の適切な使用とともにステロイド、免疫抑制剤での加療にも習熟することが可能です。

2. 総合内科のプログラム

当院の総合内科で研修を行っていただく方は、当院が基幹施設となっている東海大学医学部付属八王子病院新専門医制度内科領域プログラム、あるいは当院が連携施設となっている相模原協同病院、国家公務員組合共済連合会立川病院、日野市立病院、東海大学医学部付属病院、のいずれかの内科専門医プログラムを選択して頂くことになります。他施設の各プログラムの詳細に関しては日本専門医機構、日本内科学会、あるいは各施設のホームページをご参照下さい。当院が基幹施設となるプログラムでは総合内科でのジェネラリスト教育を主体としていますが、サブスペシャリティとしての研修システムも取り入れています。

3. 総合内科での研修目標

患者さまとのコミュニケーションを第一として、急性期医療から回復期、さらには在宅医療までのシームレスな医療を地域包括ケアという観点から総合内科を学びます。
外来では丁寧な問診、身体所見の取り方を基本として、診断前確率に基づいた適切な検体検査・画像検査のオーダー、さらにはエビデンスに基づいた加療への流れを実践してもらいます。近隣からの不明熱、不定愁訴の患者さまの紹介に対しての適切な内科診断能力を磨くことができるとともに、病棟において不明熱の鑑別のための胸水・腹水・関節液・脊髄液の採取技術を磨くことができ、放射線科との協力によるCTガイド下の生検も行います。当科では化膿性脊髄炎(PVO)、リウマチ性多発筋痛症(PMR)、抗生物質関連下痢症(AAD)を1年間に各々20症例以上経験することができるので、抗菌薬やステロイドの適切な使用および副作用への対応をきめ細やかに学ぶことができます。外来・入院患者ともにチームの一員として指導医とともに診療して頂きます。

学位・大学院

専門医とともに学位修得を目指す方は大学院へ進学して診療とともに研究を行っていただくことも可能です。診療と並行して、希望に応じて臨床研究・基礎研究を指導いたします。

週間予定

病棟回診(毎日)
病棟総合内科カンファレンス(週1回)
症例検討会(週1回)
内科合同勉強会(月1回)

スタッフ

(1) 宮崎 浩司 特任准教授

日本内科学会総合内科専門医、日本循環器病学会専門医

(2) 篠田 拓真 助教

日本内科学会総合内科専門医

(3) 小松 玲菜 助教

日本内科学会認定医

(4) 富田 亮平 助教

 

当院は日本リウマチ学会および日本病院総合診療医学会の研修施設になっています。

問い合わせ先

東海大学医学部付属八王子病院
総合内科 宮崎 浩司

E-Mail: higaki@hachioji-hosp.tokai.ac.jp
〒192-0032 東京都八王子市石川町1838
Tel:042-639-1111 (内線4634)
Fax:042-639-1144