特定行為研修修了者

特定行為研修修了者
鈴木 涼太

私は、2021年に認定看護師資格を取得し、2022年度より皮膚・排泄ケア認定看護師ならびに褥瘡管理者として活動を行っています。資格取得の折、日本看護協会としての新たな取組となる、認定看護師教育に加えて創傷に関する特定行為研修を組み込んだカリキュラムを卒業しました。

その中で、フィジカルアセスメントを始め、安全に特定行為を実践するための専門的な知識や技術、判断力などについての研修を受けました。 私が修了した行為の一つに、『褥瘡または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去』というものがあります。今までは、医師との回診時にのみ壊死組織の除去を行ってきました。ですが、特定行為研修を修了したことによって、患者さんのタイミングに合わせて、必要な処置をその場で実施することができるので、より適切な時期での介入が可能となり、褥瘡の治癒を進めることができます。また、こまめに実施ができるということも患者さんへの負担を軽くするという点で、看護師が実践することの強みだと思います。 看護師ならではの視点も交えて、患者さんに必要な行為をタイムリーに実践することで、看護の質の向上や患者さんの安心につなげていきます。