心臓血管外科

心臓血管外科

1.当科の紹介

当院の心臓血管外科は心臓血管外科専門医認定機構の基幹施設であり優秀な心臓血管外科専門医の育成に尽力しています。

2.スタッフ

(1)	桑木　賢次	教授	日本外科学会指導医、日本外科学会専門医、心臓血管外科修練指導者、心臓血管外科専門医
(2)	古屋　秀和	講師	日本外科学会専門医、心臓血管外科専門医、日本脈管学会専門医
(3)	山本　尭佳	助教	日本外科学会専門医、心臓血管外科専門医、日本脈管学会専門医
(4)	金淵　一雄	非常勤医師	日本外科学会専門医、心臓血管外科専門医
(5)	山口　雅臣	非常勤医師	日本外科学会専門医、心臓血管外科専門医

3.教育方針

心臓血管疾患の病態生理、診断、治療、外科治療ガイドラインについて説明できる知識の習得、心臓血管外科手術の参加、基本的手術枝の安全な実施、病態に応じた周術期管理の計画と実施、患者および家族とのよりよいコミュニケーション能力の習得と心情の理解、専門書および論文熟読や学術集会参加による自己学習と生涯教育の実施、院内医療安全の講習会に参加し実践する。標準的心臓血管外科手術（難易度B）の第二または第一助手、高難度（難易度C）心臓血管外科手術では第二または第三助手を経験する。初年度は基本的手術手技や難易度Aの術者も経験する。

5.研修到達目標：症例（内容、数）と手術（範囲）に関して

心臓血管外科手術適応となる症例を広範囲に経験する。虚血性心疾患、心筋梗塞機械的合併疾患（心破裂、心室中隔穿孔、急性僧帽弁閉鎖不全症）、心臓弁膜症（単弁疾患、連合弁膜症）、胸部および腹部大動脈疾患（真性、解離性、破裂例）、末梢動脈疾患（急性疾患、慢性疾患）、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、バルサルバ洞動脈瘤、冠動静脈瘻、心臓腫瘍、肺動脈血栓寒栓症、その他の心臓血管系疾患。

初年度1年間の目標は、基本的手術手技30例（術者：胸骨正中切開、末梢血管露出、創部閉鎖、胸腔ドレーン挿入および抜去など）、検査手技30例（術者：血管超音波検査、心臓超音波検査、中心静脈カテーテル挿入、スワンガンツカテーテル挿入の安全な実施など）、難易度A手術の第一助手50例、難易度Bおよび難易度C手術の第二助手50例である。その後は開心術における人工心肺確立までの手技、難易度A手術の術者、さらに難易度B手術の術者を経験する。また1年間の研修期間内に学会発表1回、論文作成1篇を指導する。