糖尿病・内分泌内科

糖尿病・内分泌内科

1. 当診療科の特徴

東海大学医学部付属八王子病院 糖尿病・内分泌内科では、持続血糖測定器(CGM)、インスリンポンプ(CSII)、インスリン自動注入(AID)など、先進糖尿病治療領域で国際的に見ても高い水準の診療を行なっています。多職種のチーム医療も機動的に展開しており、カーボカウントや栄養サポートも日常的に対応しています。また、内分泌領域では、伊勢原本院と連携して、さまざまな疾患の診断と治療を行なっています。

2. ロケーション

当院最寄りの八王子駅までは、東京駅(JR中央線)、新宿駅(JR中央線・京王線)、新横浜駅(横浜線)から乗り換えなしで来ることができ、そこからバスに乗り20分弱で到着します。車の場合、中央道八王子インターからすぐです。八王子市は緑が多く、買い物も便利で、住環境は良好です。有名な高尾山も近く、身近な場所で気分転換できる良さがあります。晴れた日には病院から富士山がよく見えます。

3. 糖尿病・内分泌内科コースの目標と計画

内科専門医の資格取得と並行して、内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医の取得を目指します。両資格取得までに要する期間は、個別の事情に配慮して設定します。

一般目標 (GIO)

(1) 内科医として、必要な診断技術を身につける。
(2) 内科医として、必要な全身管理能力を身につける。
(3) 内科医として、必要なコミュニケーションスキルを身につける。
(4) 内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医として、必要な専門知識を身につける。

行動目標 (SBOs)

内科医としての基本的な技能
(1) 個別の患者さんの主訴・既往歴・家族歴・現病歴・身体所見・検査所見を、内科医として不足なく把握できるようになる。
(2) 上記に基づき、適切に診断を行い、重症度・緊急性を正確に評価できるようになる。
(3) 患者さんが抱える心理・社会的な問題に十分な配慮した上で、治療方針につき対話による合意形成を行い、必要な同意を取得できるようになる。
糖尿病領域
(4) 糖尿病の診断、病型分類ができるようになる。
(5) インスリン療法が必要かどうか判断し、必要な場合は適切な製剤の選択と投与量調節ができるようになる。
(6) 病状と患者さんのニーズに応じて従来型血糖測定器・持続血糖測定器(CGM)を選択し、機種ごとの適正使用を説明できるようになる。
(7) 血糖値またはセンサーグルコース値に応じた薬物(とくにインスリン)投与量の調節方法を教育できるようになる。
(8) カーボカウントを用いて炭水化物量に応じたインスリン投与量の調節方法を教育できるようになる。
(9) 低血糖予防・対処方法を教育できるようになる。
(10) 糖尿病性ケトアシドーシスおよび高血糖浸透圧症候群の診断と安全な治療ができるようになる。
(11) 重症低血糖の原因を鑑別し、再発予防策を教育できるようになる。
(12) インスリンポンプ(CSII)およびインスリン自動注入(AID)の導入指導および各種設定変更ができるようになる。
(13) 糖尿病治療薬の特性と副作用をよく理解し、個別の患者さんにあった薬剤を選択できるようになる。
(14) 個別の患者さんの必要性に応じた食事処方を設計できるようになる。
(15) 肥満症の診断、治療、自己管理教育ができるようになる。
(16) 糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病性腎症・糖尿病関連腎臓病(DKD)をはじめとするさまざまな糖尿病合併症につき、必要に応じて他の診療科と連携の上、スクリーニング、診断、治療、自己管理教育ができるようになる。
(17) 個別の患者さんのライフステージおよび自己管理能力に応じた患者支援と治療の最適化ができるようになる。
(18) 妊娠糖尿病および糖尿病合併妊娠の診断と治療ができるようになる。
(19) 悪性腫瘍(とくに膵臓癌)を合併した糖尿病の診断と治療ができるようになる。
(20) 免疫関連有害事象(irAE)による劇症1型糖尿病および内分泌疾患の診断と治療ができるようになる。
内分泌疾患領域
(21) 甲状腺疾患(甲状腺機能異常、副甲状腺機能異常、甲状腺腫瘍など)の診断と治療ができるようになる。
(22) 副腎疾患(原発性アルドステロン症、副腎不全、Cushing症候群、副腎腫瘍など)の診断と治療ができるようになる。
(23) 下垂体疾患(下垂体機能低下症、中枢性尿崩症、下垂体腫瘍など)の診断と治療ができるようになる。
(24) その他の内分泌疾患の診断と治療ができるようになる。
チーム医療
(25) チーム医療の一員として、他職種と有機的に連携の上、健全なリーダシップを発揮できるようになる。
臨床研究・EBM
(26) 臨床研究の重要性を理解し、エビデンスに基づく治療設計および患者説明ができるようになる。
(27) 臨床上の疑問を研究課題として捉え、指導医のアドバイスを得つつ、主体的に学会発表・論文作成と取り組む。