神経内科

神経内科専門医 養成プログラム

1.当科の紹介

2002年開院以来、八王子市の中核病院として脳神経疾患を主体とした診療を行ってきました。当科は、脳血管障害、神経感染症、変性疾患、認知症、頭痛、末梢神経・筋疾患等の神経内科領域の疾患を幅広く扱っており、年間入院患者数は550名を超えています。当院では、神経系救急医療に力を入れており、脳血管障害については脳神経外科と共同で、超急性期の血栓溶解療法や血管内治療などの最新治療が行われています。また、パーキンソン病についても、積極的に診療を行っています。

当院は、伊勢原本院を含めて、我が国の脳疾患治療の実力病院全国調査で最高評価(トリプルA:日経メディカル2006年調べ)を受けています。

2.研修施設としての認定学会

(1) 日本神経学会
(2) 日本脳卒中学会
(3) 日本頭痛学会

3.スタッフ

(1) 野川 茂 教授 内科学会専門医、日本神経学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本頭痛学会専門医
(2) 徳岡健太郎 講師 内科学会認定医、日本神経学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本頭痛学会専門医
(3) 中山 平 助教 内科学会認定医
(4) 阿部 哲郎 臨床助手 内科学会認定医、日本神経学会専門医
(5) 陳 佑佳 助教 内科学会認定医
(6) 北川 泰久 非常勤医師
(東海大学名誉教授)
内科学会認定医、日本神経学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本頭痛学会専門医、日本リハビリテーション学会臨床認定医

4.研修プログラムの基本理念と概要

当科では、本大学の教育目標である、患者を中心とした良質の医療を提供できる「良医の育成」を基本として、高度専門医療の提供のみでなくヒューマニズムに基づく使命感を持った医師の育成を基本理念としています。

神経系疾患は、他の内科にみられない特殊性があり、所見のとり方、診断手順において独自の知識・手技が要求されます。また、神経疾患に罹患された方々は、合併症を持っていることもあり、単に神経疾患のみにとどまらず、他領域に及ぶさまざまな疾患に対応する幅広い総合的な診療能力も必要とされます。当科では、豊富な症例数を基に日本神経学会研修プログラムにそって、専門医・指導医とともに研修を行っています。研究面でも、日頃からの臨床研究や症例発表を行って、積極的に学会や研究会などへの参加しています。学位の取得は、後期研修期間から開始する事ができます。3年間の後期研修が終了しても、助教として診療及び研修を継続する事ができます。また、東海大学医学部付属病院群への移動も可能です。

5.研修到達目標

(1) 基本的な神経診察、神経所見の記載ができる。
(2) 各種神経疾患の診断および治療計画を立案・実施する事ができる。
(3) 各種神経疾患に対する治療法の選択が、適切かつ安全に行える。
(4) 神経系救急医療に対する理解と、迅速かつ適正な対応ができる。
(5) 神経疾患の危険因子の管理ができる。
(6) チーム医療を実践できる
(7) CT、MRI、SPECTおよび頸動脈超音波等の神経画像所見を読影できる。
(8) 血液・脳髄液検査の所見を的確に評価できる。
(9) 脳波、誘発電位、筋電図の適応を理解し、所見の評価ができる。
(10) 腰椎穿刺、気管内挿管、人工呼吸器の管理および気管切開術の手技などを理解し実践できる。
(11) 学会や臨床研究に積極的に参加できる。

参加学会

(1) 日本内科学会
(2) 日本神経学会
(3) 日本脳卒中学会
(4) 日本神経治療学会
(5) 日本頭痛学会
(6) 日本脳循環代謝学会
(7) 日本成人病(生活習慣病)学会
(8) AHA( American Heart Association)
(9) WSC( World Stroke Congress)
(10) WCN( World Congress of Neurology)

問い合わせ先

東海大学医学部付属八王子病院
神経内科(代表:野川 茂)

〒192-0032 東京都八王子市石川町1838
Tel: 042-639-1111(代)
Fax: 042-639-1144