呼吸器外科

    ご挨拶

    東海大学付属八王子病院の呼吸器外科は、肺がん治療を主体に診療しています。肺がん治療は、肺がんガイドラインに準じて、肺葉切除と縦隔リンパ節郭清を行う標準的治療を基本としています。肺がんの進行度と年齢や身体能力に応じて、肺機能の温存を考慮した区域切除など、個々の患者さんに適した治療を選択しています。
    呼吸器外科は、成人の転移性肺腫瘍、気胸、膿胸を担当しております。さらに、小児の先天性肺疾患と漏斗胸の治療に取り組んでいます。
     当科では、2002年の開院から侵襲の少ない内視鏡を用いた胸腔鏡下手術を積極的に取り組み、本日もさらなる手術手技の向上に邁進しております。呼吸器内科と協力し多摩地域の胸部疾患の医療に携わっています。
    肺がん検診あるいは、近隣の医療機関等で胸部に異常を指摘された患者さんは、担当の先生から診療情報提供書(紹介状)を連携室にFax戴き、呼吸器外科の初診予約をお取り下さい。肺がんに関するセカンドオピニオン外来を併設しておりますので、お気軽にご相談下さい。

    診療内容

    肺、縦隔、胸壁、横隔膜などの胸部全般の外科的疾患を取り扱っています。治療の中心は肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍などの腫瘍性病変に加えて、気胸などの外科手術も行っています。手術に際しては高度な胸腔鏡下手術(VATS:video assistedthoracic surgery) により、低侵襲な手術を行っています。化学療法、放射線療法、気管支鏡検査、CT ガイド下生検に関しても各科との協力のもと行っています。

    胸腔鏡下手術(4 ポート)

    5.5mm の穴3 つと、11.5mm の穴1 つの4 ポートで手術を行っています。大きい肺葉を取り出す時には、1つの穴を50 〜60mm に拡大して取り出します。

    手術

    身体に負担の少ない胸腔鏡手術による診断・治療を行っています。また適切例には区域切除術・気管支形成術なども行っています。

    化学療法

    悪性腫瘍術後・再発に対し遺伝子検査及び最新の知見を取り入れた化学療法(細胞障害性抗癌剤・分子標的治療薬及びこれらの併用・免疫チェックポイント阻害剤)を行っています。

    放射線療法

    定位放射線療法を含めた放射線療法を放射線治療科に依頼し行っています。

    気管支鏡検査

    呼吸器内科専門医と協力して気管支鏡検査を行っています。

    CTガイド下生検

    適切な症例に対し放射線科に依頼しCTガイド下生検を行っています。

    主な対象疾患

    肺癌・転移性肺腫瘍・縦隔腫瘍・自然気胸・良性肺腫瘍・急性膿胸などに対する手術、外科的処置を行っています。その他、診断未確定のびまん性肺疾患に対する胸腔鏡下肺生検、縦隔リンパ節腫脹に対する胸腔鏡下リンパ節生検、胸膜腫瘍や原因不明の胸水貯留に対する胸腔鏡下胸膜生検など診断目的の手術も行っています。
    2次救急の範囲内における胸部外傷の治療も行っています。

    小さな癌も見逃さず早期に手術します

    通常のCT画像だけでなく、血管3DCTによって、腫瘍、血管、気管支の位置関係を詳細に把握し手術を行います。

    主な診療実績

    医師一覧

    医師名 山田 俊介 (やまだ しゅんすけ)
    身分 教授、病院長
    専門分野 呼吸器外科学全般
    専門領域 肺癌、胸腔鏡下手術、気管支形成術
    専門医・認定医 日本外科学会外科指導医・専門医、日本呼吸器外科学会指導医・専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医
    医師名 中川 知己 (なかがわ ともき)
    身分 准教授
    専門分野 呼吸器外科全般
    専門領域 小児呼吸器外科、漏斗胸、肺癌、胸腔鏡下手術、胸部外傷
    専門医・認定医 日本外科学会外科指導医・専門医、日本呼吸器外科学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医
    医師名 有賀 直広 (あるが なおひろ)
    身分 助教
    専門分野 呼吸器外科全般
    専門領域 肺癌、気胸
    専門医・認定医 日本外科学会外科専門医、日本呼吸器外科学会専門医
    医師名 和田 篤史 (わだ あつし)
    身分 助教
    専門分野 呼吸器外科全般
    専門領域 肺癌、気胸

    診療担当表

     
    午前 有賀 直広 和田 篤史 中川 知己
    有賀 直広
    山田 俊介 中川 知己
    有賀 直広
    中川 知己
    和田 篤史
    午後 有賀 直広
    専門外来 午前 【小児呼吸器外来】
    中川 知己

    研究

    現在行っている研究

    1. StageⅠ、Ⅱ肺癌におけるリンパ節内遊離癌細胞の発現と転移再発に関する臨床病理学的研究

    研究ご協力のお願い

    現在、上記臨床研究・臨床試験に多くの患者さんにご協力を頂いております。よりよい治療を開発するために鋭意取り組んでおりますのでこれからもご協力の程、よろしくお願い申し上げます。詳しくは、当科担当医または外来に掲示されておりますポスターをご覧ください。