循環器センター

    ご挨拶

    当院で循環器疾患に関わる診療科は、循環器内科、心臓血管外科、画像診断科があります。循環器内科はPCI、カテーテル・アブレーション、心臓デバイス治療など侵襲的治療に加えて、心臓リハビリテーションや虚血性心疾患、心不全再発予防など慢性期治療にも力を入れて取り組んでいます。心臓血管外科は、2019年度より桑木賢次教授をお迎えし、新体制のもと冠動脈血行再建術、弁置換術、弁形成術、不整脈手術などの心臓手術のみならず、大動脈瘤、大動脈解離に対する人工血管置換術、ステント留置術、閉塞性動脈硬化症に対する血行再建術や下肢静脈瘤に対するストリッピング手術など、幅広い守備範囲の手術を提供しています。画像診断科は血管内カテーテル手術(IVR)を得意分野としており、さまざまな用途に血管造影、血管内治療を行っています。その中でも全身血管の閉塞病変に対する血行再建術、出血巣に対する止血治療など循環器に関わる手技も多く含まれています。
    さて、循環器センターは循環器病に苦しんでいらっしゃる患者さんに対して、最適の治療法をご提供するためにいくつかの試みを行っています。まずは外来ブースを近接した場所に設置し、お互いがコンサルトしやすい環境を作っています。これにより治療法の決定が迅速に行われ、外科治療や専門的なインターベンションが必要な場合でも、その場で日程を組むことが可能になっています。
    また、前述したように各診療科の得意分野が重なっていることから、どの科のどの治療法が最適か、診療科の枠を超えたカンファレンスが必要です。このことから、定期的に合同カンファレンスを開催しており、入念かつ詳細な病状の検討を行いながら治療法を決定しています。さらに地域医療の先生方に対して、各科が協力して循環器疾患の勉強会(Heart-Net の会、八王子循環器セミナーなど)を開催しております。今後は病診連携においても、診療科の垣根を越えて、さらに強固な協力体制を築きたいと考えています。 
    これからも循環器センターは、地域の循環器先進医療の基地として、十分な役割を果たせるように鋭意努力してまいります。どうぞ皆様から暖かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

    診療内容

    各種専門的検査および治療実績

                                                          (年度)