放射線治療科 

    ご挨拶

    放射線治療の歴史は 100 年以上に及び、その起源は第 1 回ノーベル物理学賞を受賞したレントゲン博士の X 線の発見に遡ります。その後の医療及び工学の進歩で、現在に至るまで常に発展してきました。この 20 年で高精度化し、副作用を低減することで患者様にとって切らずに治すやさしいがん治療へと変貌しています。
    当院は放射線治療専門医や医学物理士、診療放射線技師、がん放射線療法認定看護師によるチーム医療を実践しており、他院からの患者さんも積極的に受け入れております。患者さんには安心して放射線治療に臨んでいただけるよう、丁寧な診療を心掛けております。何卒よろしくお願いいたします。

    診療内容

    当院ではリニアック(直線加速器)による外照射をおこなっております。高精度放射線治療に力を入れており、2012 年より高精度放射線治療装置であるノバリス(Novalis Tx)を使用しておりましたが、2022 年度より新たな高精度放射線治療装置ハルシオン (Halcyon) による治療を開始し、リニアック 2 台体制となりました。高精度放射線治療として、画像誘導(IGRT)下での定位放射線治療(SRT)、強度変調放射線治療(IMRT)、強度変調回転放射線治療(VMAT)が可能です。乳がんの短期照射、前立腺がんの寡分割照射など短期間での治療を積極的に実施しており、働きながらの通院治療を支援します。緊急時の対応、金マーカーの挿入等は院内関係各科と連携しております。前立腺癌に対してはさらなる直腸線量低減のため、腎泌尿器科の協力によりハイドロゲルスペーサーの導入もはじめました。治す治療から緩和的治療まで、患者さんにあわせた幅広い治療を提供しております。

         

    主な対象疾患

    脳:神経膠腫、髄膜腫、転移性脳腫瘍など
    頭頸部:喉頭がん、咽頭がん、上顎がん、唾液腺がん、口腔がんなど
    胸部:乳がん、肺がん、胸腺腫、食道がんなど
    消化器:大腸がん、胃がん、膵臓がん、肝臓がん、胆管がんなど
    婦人科:子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなど
    泌尿器 :前立腺がん、膀胱がん、尿管がん、腎がんなど
    造血器: 悪性リンパ腫、骨髄腫など
    良性: ケロイド、甲状腺眼症など
    その他 :皮膚がん、骨軟部腫瘍、小児がん、有痛性骨転移、皮膚転移、副腎転移など

    主な診療実績

    2020 年の実績:新患者数 390 件、うち高精度放射線治療は 129 件。
    2021 年の実績:新患者数 440 件、うち高精度放射線治療は 168 件(VMAT139 件、SRT 29 件)。
    主な疾患は、乳がん、前立腺がん、肺がん、次いで、脳転移、骨転移、食道がん、婦人科がん、悪性リンパ腫、膀胱がん、直腸がん、膵がん、口腔がんなど。

    毎日の照射は完全予約制。
    国内外の学会ガイドライン、臨床試験結果に基づく安全で最新の治療を提供しております。

    脳転移 照射前          照射後 腫瘍消失         
    肺癌 上大静脈近接強度変調回転照射
    照射後 腫瘍消失、出血なし

    医師一覧

    医師名 秋庭 健志 (あきば たけし)
    身分 講師
    専門分野 放射線治療全般
    専門領域 放射線治療全般、高精度放射線治療
    専門医・認定医 放射線治療専門医(JASTRO、JRS)、放射線科専門医(JRS、日本専門医機構)
    医師名 中野 洋二 (なかの ようじ)
    身分 臨床助手
    専門分野 放射線治療全般
    専門医・認定医 放射線科専攻医(日本専門医機構)

    医学物理士

    医学物理士名 二上 菜津実 (ふたかみ なつみ)
    身分 助教
    専門分野 医学物理学、放射線治療品質管理
    専門資格 日本放射線腫瘍学会医学物理士

    診療担当表

     
    午前 秋庭 健志
    三上 達也
    中野 洋二
    三上 達也
    秋庭 健志
    中野 洋二
    三上 達也
    秋庭 健志
    中野 洋二
    秋庭 健志
    中野 洋二
    三上 達也
    輪番
    午後 秋庭 健志
    三上 達也
    中野 洋二
    三上 達也
    秋庭 健志
    中野 洋二
    三上 達也
    秋庭 健志
    中野 洋二
    秋庭 健志
    中野 洋二
    三上 達也