総合内科

    ご挨拶

    当科は2012年度より外来診療を開始、2013年度12床の病棟をオープンし、2014年度には15床に増床いたしまして、入院加療も行える本格的な診療体制になりました。高度先進医療機能を有し地域をリードする中核病院の窓口として、迅速で丁寧な医療を提供していきたいと思っています。さらに種々の内科疾患に対応して各専門科を横断的につなぐ役割も果たしていきます。

    診療内容

    総合内科では感染症治療および集中治療を中心に、診療科の特定できない症候群に幅広く対応しています。発熱、浮腫(むくみ)、疼痛(頭痛、胸背部痛、腹痛、関節痛、 筋肉痛)、リンパ節腫脹、全身倦怠感、体重減少などの炎症性(感染症・リウマチ性疾 患)、代謝性、腫瘍性疾患の多様な症状から迅速で的確な診断を行い、治療方針を決定 します。専門科の高度な加療が必要な場合は適宜、転科を含めてコンサルトいたします。 一方、一般的な疾患(common disease)、健診で指摘された症状に対する精査加療 のプライマリケア、多種の疾患を抱えているご高齢の患者さんの下気道・尿路感染症、 水・電解質異常にも幅広く対応しています。

    主な対象疾患

    ● 感染症/ウイルス感染症、敗血症、肺炎、腎盂腎炎、尿路感染症、感染性心内膜炎、 椎間板炎、化膿性関節炎、腸腰筋膿瘍、蜂窩織炎など軟部組織感染症
    ● リウマチ性疾患/膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症 候群、強皮症、皮膚筋炎)、成人スティル病、リウマチ性多発性筋痛症、ベーチェット病、 サルコイドーシス、血管炎症候群、キャッスルマン病
    ● 生活習慣病/高血圧、脂質代謝異常、高尿酸血症(痛風)
    ● 腎代謝・内分泌疾患/急性腎機能障害、水電解質異常、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、内分泌性高血圧

    主な診療実績

    当総合内科では以下の疾患の臨床研究を行っています。                                 1.化膿性脊椎炎(PVO) 中・高年齢者に多い疾患で、易感染性免疫宿主(糖尿病など)の症例が増加してきている。 腰椎へのブドウ球菌やグラム陰性桿菌の血行性感染により主に引き起こされるが背部痛、 発熱などの非特異的症状のため診断が遅れがちで、膿瘍形成や神経障害をきたすこともある。3年間で約30例を経験し、MRI/CTによる画像診断の後、血液培養に加えて放射線科の協力によるCTガイド下の生検を行うことで高い原因菌同定率(83%)を示し、 迅速で適切な抗菌剤加療に結びつけている (J Med Microb Diag 2017, 6(4):261)。                                        2.リウマチ性多発筋痛症(PMR) 65歳以上の高齢者において、肩や臀部という体幹近位部の疼痛、こわばりを主訴とする 疾患で発熱、関節痛、うつ状態、食欲低下、体重減少という非特異的症状を呈する。RS3PEという四肢末端の浮腫を伴う疾患も含まれる。悪性腫瘍の合併に加えて側頭動脈炎 などの巨細胞性動脈炎を併発することもあり、顎跛行などあれば失明に注意が必要である。 高齢発症関節リウマチとの鑑別も重要となってくるが、当科では3年間で約50例を加療し た。低用量のステロイドに迅速に反応するが、ステロイド加療が長期にわたるため、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症、胃潰瘍などの合併症にも注意が必要である。MTX併用例もあるが、 今後、トシリズマブなどの使用も検討している (Anal Rheum Dis, in preparation)。             3.抗菌薬関連下痢症(AAD) 腸管内の嫌気性菌に抗菌作用を有するクリンダマイシン、広域ペニシリン系薬、広域セフェム系薬、カルバペネム系薬、キノロン系薬などの使用時に下痢(粘血便)・腹痛、発熱などで発症する。主な起因菌の Clostridium difficile は芽胞を形成する菌で入院患者や老 人ホーム入居者で施設内集団発生が頻発・同一タイプの菌株が病棟を越えて広がり、院内伝播しやすい。再発も抗菌薬の長期投与、長期間の入院、高齢(65歳以上)、大腸憩室の併発で認められ、重症化すると腸閉塞、消化管穿孔、中毒性巨大結腸症を引き起こす。 当科でも40例近い症例を集めて、プロバイオティクス、メトロダニゾール、バンコマイシンの加療成績を検討している(Clin Microbiol Infection in preparation)。起因菌とし て Klebsiella oxytoca 、MRSAも問題となるが、檜垣教授は世界に先駆けて C.difficileおよび K.oxytoca の毒素産生を報告している(FEMS Microbiol Lett 1981; 12: 351-353. FEMS Microbiol Lett 1986; 34: 241- 244. Microbiol Immunol 1990; 34(2): 147-151.)。

               

    医師一覧

    医師名 宮崎 浩司 (みやざき こうじ)
    身分 特任准教授
    専門分野 内科・循環器疾患
    専門領域 内科診断学・心不全
    専門医・認定医 日本内科学会総合内科専門医、日本循環器病学会専門医
    医師名 鴨野 真弘 (かもの まさひろ)
    身分 講師
    専門分野 総合内科
    専門領域 感染症・集中治療
    専門医・認定医 日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本病院総合診療医学会専門医、日本医師会認定産業医、インフェクションコントロールドクター
    医師名 小松 玲菜 (こまつ れな)
    身分 助教
    専門分野 総合内科
    専門医・認定医 日本内科学会認定医
    医師名 佐藤 翔太 (さとう しょうた)
    身分 臨床助手
    専門分野 総合内科
    専門領域 家庭医療
    専門医・認定医 日本内科学会認定医

    診療担当表

     
    午前 鴨野 真弘
    (初診)
    宮崎 浩司
    (再診)
    宮崎 浩司
    (初診)
    鴨野 真弘
    (再診)
    宮崎 浩司
    (初診)
    佐藤 翔太
    (初診)
    小松 玲菜
    (再診)
    小松 玲菜
    (初診)
    佐藤 翔太
    (再診)
    宮崎 浩司
    (初診)
    檜垣 惠
    (2・4再診)
    午後 鴨野 真弘
    (初診)
    宮崎 浩司
    (再診)
    宮崎 浩司
    (初診)
    鴨野 真弘
    (再診)
    宮崎 浩司
    (初診)
    佐藤 翔太
    (初診)
    小松 玲菜
    (再診)
    小松 玲菜
    (初診)
    佐藤 翔太
    (再診)